仕事、家庭内だけでなく、あらゆるシーンでハラスメントが存在する現在の日本。
パニエドール世代も、少なからずハラスメントに遭遇したことがあるのでは?
いざ、そのシチュエーションになったときに、どう対応するのが正解なのか?
効果的な対処法を、植松さんならでの切り口で紐解いてもらいました。
元「新人類」からZ世代へ
例えばパワハラの場合、会社で上司が部下に対しての行き過ぎた言動のことを指すんでしょうけど、部下が上司に対しての態度は「逆パワハラ」と言うじゃないですか。
「立場が下だから守られるのが当然」というふうに思っていること自体が、その逆パワハラの種ですよね。 立場が下だから守られる、それって逆に言えば「自分の立場が上だ」って言っているようなものじゃない?
時代の流れでいうと、僕の時代は「新人類」と言われていたんですよ。
その後、ゆとり世代、さとり世代、Z世代、そしてアルファ世代。
今の Z世代の人って、「あんたたち、 Z世代だからね~」と言われて笑い話のネタにされることもあるかもしれないけど、僕の頃も「新人類」と呼ばれて同じような感じでした。
高度成長の時代から頑張ってきた人たちからしてみたら、僕たち世代は「新人類」だったの。 「なんか自由じゃない?」「言いたいこと言うじゃない!」みたいにね。
ただ、あの時代って強調するところはしないと、損する場面もあったんですよね。
だから 今のZ世代が時代背景や育った環境から、彼らなりの考え方や価値観で生きているのも理解できるんです。
成功する人は
異世代の流儀を全て会得している
話はちょっと反れますが、テレビで大勢のアイドルグループの女の子たちと共演する機会がありますが、彼女たちは Z世代だろうが、明らかにマインドは昭和。
挨拶から対応、話し方までの立ち振る舞い全て。
成功する人というのは、ちゃんと器用に異世代の流儀を全部会得しているもの。
本当のところ、とどのつまりは 一つだけなのかもしれないですけどね。
自分が「おや?」と違和感があっても、いい意味で迎合していくと強さに変わるから。
それを「スキル」として持っていれば、今後の人生をすごく変えていくと思うんです。
相手の言動を一度受け入れた「フリ」をする
その「スキル」を手にしたら、人生が変わるはず

ハラスメントまではいかないまでも、なんかこの言い方、嫌みたらしいなと思う場面では
いきなりピシャリと跳ねつけないで、一度はこちらから歩み寄って話を聞けたらいいですよね。受け入れて飲み込んだ”フリ”をする。 それが「スキル」です。
注意を受けたということは、この人にとって、自分がしたことが正解ではなかったんだということ。自分がしたことが不正解だったかどうかはまた別の話で、この人にとっては正解ではなかったんだって割り切る。その事実だけを聞き取って、向き合えばいいんです。
正解ができなかったわけだから、それについては時にはお詫びも必要なことも。
その後、どうすればよかったのかを質問をすれば、相手も答えてくれるでしょう。
「この攻撃の時には、この対策ね」という有益な情報をそこでゲットできるじゃないですか。最初から、「●●●だから、私はこうしたんですけど!」と自分の正解を押し付けようとしたら、もうそこで話が終わる。一気に 関係も炎上してしまいます。
大人の「私、悪くないもん病」は
無知で幼稚なだけ

通称「私、悪くないもん病」って、かつての僕もそうだったと思う。
新人類だったしね。 でもそれでは6歳児と一緒。
大人で6歳児の感覚だと、無知で幼稚な自分をさらけ出しているだけです。
「えっ、何に怒ってるの? こうして欲しかったんだ。これがその人の正解だったんだ!」と思えば、確かに自分がしたことが違うかも? と気づくじゃないですか。
そうすると、学びが増えていくから。
一度受け入れた上で、自分は悪くないということを後に証明するの。
その証明するためには、一度受け入れたフリをするプロセスが時には必要なのです。
「闇深い暇人」には
自分の手や口を汚すべからず!

もしわざわざ人が嫌がることを言ってくる人がいたら、
「その人はすごい不幸で暇な人」そう自分の心で捉えるのがいいかも。
不幸で暇だから、人の粗を見つけて攻撃することだけが生きがいになっている。
そんな「闇深い暇人」もいるんです。
でもそういう人は、まわりのみんなも同じように思っているから気にしすぎないこと。
ただ、直の上司になったらキツイですよね。
何かの苦行だと思うしかない。
それを攻略したら、今後の人生とても強いものになります。
ただ本当に物事には、いつか必ず終わりがきます。
自ら異動願を出さなくても、僕の経験から言えば、勝手にその人が朽ちるか、
または自分以外の誰かが手を汚してくれる。
自分の手や口を汚しちゃダメ。
text:MIYUKI NEZASA
2026.09.21