僕の頭の中に、座右の銘的な感覚で「暇と毒」というのが常にあるんです。
今回のリニューアル連載に向けて、テーマは「暇と毒」しかないと思い
みなさんにお話ししたいと思います。
一概に毒が悪くない、暇が悪くないとは思っているけれども、基本、暇は毒を生む。
どういうことかというと、暇な時間があると、人間ろくなことを考えない。
今 SNS 時代じゃないですか。憧れの人、または身近な人、全ての人の 24時間が切り取られて SNS で見ることができるでしょ? だからきっと羨ましく思う人もいるんでしょうね。羨ましく思って、「自分もこうなりたいわ」、「あれが欲しい、これが欲しい」、また「あそこに行きたい、これが食べたい」何でもいいんです。
自分もそうしようって、前向きな気持ちで行動できればばいいんですけど、「なんであの人はこうなのに、自分は?」と感じてしまうネガティブマインドがよくないなと思うの。
SNSは情報としてのみ処理するべし!
ちなみに植松晃士さんは「なんで?」の思考にはならないんですよ(笑)
僕にはその思考が1ミリもない。そういうタイプだから幸せな人だと思うんですけど。
人は人だから、自分と比べたりしても意味がないんです。
単純に情報として取り入れること。この間ご飯を食べてお知り合いになった男性の友達が旅行に行っていて、可愛いTシャツを着ていたの。これどこだろう?って。
それを調べて、次にこれ買おうかなって思ったりとか、シンプルに情報としてキャッチするけれど。もしそれがすごい高額なブランドのものだったとしても、買いたかったら買うし、「この人、20万もするTシャツを着ているの?」という思考にはならないんです。
何かを必要以上に羨ましがったりするところから、嫉妬心が生まれる。
そうすると心が濁ってくるような気がするんですよね。
暇な時間を1分も作らない!

それが毒されてる毒。だから僕はね、対策法として暇な時間を1分も作らないんですよ。
だからボーッとする時間なんて体調が悪い時だけ。
ただボーッと韓国ドラマを朝から晩まで見続ける日もあれば、数百話もある長編アニメを、三日三晩見続けて見終わった後は、アニメキャラなのにすごいロスになったり。
ゆるく過ごしていても、暇な時間を作らないようにしているということ!
それは皆さんにもおすすめしたいな。
ボーッとなんて、それこそ病気になったり、社会に対して役割がなくなったら、
嫌でもボーっとできるじゃない。みなさんの世代には、ずっと仕事で頑張ってきて、残りの定年までどうするか? お子さんがいる方はママ友活動で変なしがらみの中を戦ってきて、子供が成長した今、ボーッとしている間に、今度は介護が必要になってくる……。
いろいろ考えてしまいがちだから、他人の行動が気になってしまうのかもしれません。
大人だからこそ
人と会い、自分だけのアンテナを持つ

まず 多趣味であることがひとつの解決方法でしょうね。
ただ無理やり好きではないことする必要はないんです。
暇だと惰性でテレビを見てしまう人も多いかと思いますが、やっぱり目で見て耳から入ってきたものって、これが流行っているって言われたら、知らないものでもそうなの?って興味を持ってしまうもの。そうすると自分のオリジナルのアンテナがキャッチしにくくなるんです。テレビのアンテナの発信だけに頼らないのもひとつの手段。
自分のアンテナがしっかり立っていれば、情報に振り回されることもないんです。
ボーっとはいつか嫌でもできるときが来ます。
リアルに人に会って話をすることでエネルギーをチャージできることもあれば、
時に不快な思いをして、ぐったりすることもあるでしょう。
ただし、毒も薬になることがあるのよ。良薬口に苦し。
それをお忘れなきよう。
text:MIYUKI NEZASA
2026.08.10